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HOPE(ホープ)- 願い

何か大切なものを見失いつつある21世紀の幕開けに危機感を感じる昨今、自ら命を落としてしまう人の数も年々増加し、その数は第二次世界大戦の犠牲者数を上回るものとなってしまいました。
世界では自殺大国日本と異名をとるまでになったこの事実に、私達は目を背けても良いのでしょうか。

人の命はこの地球よりも重くかけがえのないものであることを、歌手・比嘉ひろ音の歌の世界を通して、一人でも多くの人に伝えたいという実行委員の思いから、2004年よりこのマザーアースコンサートを開催して参りました。
人の想いは光よりも速いと言われていますが、このコンサートのプロジェクトを通して私達が願っていることは 「いのち」が本来の姿を取り戻し、それぞれの場所で光り輝き出すということです。誰しもかけがえのない「いのち」だということをお互いに感じあえたなら、きっともっと街に優しさがあふれるでしょう。お互いをもっと大切に思い合えたら、きっと愛が地球を丸ごと包んでくれることでしょう。争いのない平和な世界は家庭から、地域から、社会から、そして何よりも個々なる自分の心の平和からなるものです。真の地球の平和へ通じる心の平和を祈り願っていくことが、明るい未来への扉を開く鍵だと信じています。

2011年3月11日14時46分 日本観測史上最大の地震が起きました。
被災地の人々は未だ生々しい爪あとの中、今も必死に日々を生き抜いていらっしゃいます。
自然の猛威には太刀打ちできない自分達の無力さを目の当たりにするなか、私達が行ってきた活動の意味を改めて深く考えさせられました。
被災者の痛みの一端でも感じることが出来ればと、実際現地へとボランティアに出かけ、更にさまざまな現実と直面させられました。
そんな中、今私達に出来る事はこれまで私達が信じ提唱し続けてきた「誰しもかけがえのない命」であることをこのコンサートを通して訴え続けていくことだというところに辿り着きました。
「音楽の力」を比嘉ひろ音の歌に込められた「愛の力」を信じて今年も、そしてこれからもマザーアースコンサートを開催していきたいと思います。